年別アーカイブ: 2019年

図書紹介:『評伝 藤原銀次郎』 神奈川同窓会会員 植地勢作氏著書を紹介します(同窓会 金田)

 神奈川同窓会会員および関係者の皆様

 神奈川同窓会会員の植地勢作氏〔放送大学大学院修士(学術)〕が、
このほど著書『評伝 藤原銀次郎』が発刊されると聞き、借用し拝読
させて頂きました。植地氏は元王子製紙に奉職し、『王子製紙社史』
の編纂室副室長として纏め上げ、退社後は公益財団法人紙の博物館に
勤務。放送大学において研究論文『藤原銀次郎論ーその思想形成と
王子製紙の経営ー』を纏め更に追加加筆し今回の自費出版に至ります。

内容
第1章  幼少期から少年時代
第2章  慶應義塾に学ぶ
第3章  大海に漕ぎ出す
第4章  王子製紙の経営
第5章  藤原工業大学の設立
第6章  国政に参画
第7章  スウェーデンに茶室「瑞暉亭」を寄贈
第8章  晩年
第9章  藤原銀次郎に対する世評

 著書を拝読させて頂き“論文とはこのように纏めるものなのか”と
感慨深く読ませて頂きました。著書の表紙、著者略歴、「金田感想文
『評伝 藤原銀次郎』を拝読して」を添付し図書紹介をさせて頂きます。
 なお自費出版とのことですので本書の問い合わせ等については、植地氏に
お願いいたします 

放送大学神奈川同窓会 金田 保男

お問い合わせ 神奈川同窓会問合せメールフォーム
(お問い合わせいただいた内容は、植地氏に転送して、植地氏または担当より回答いたします) 

秋の行事「海上保安・横浜税関・横浜開港:3ヶ所の資料館の見学」のご案内

横浜開港160周年に、3ヶ所の資料館見学と、少し贅沢な和食を楽しみませんか
日  程 : 11 月 1日(金) 雨天決行       募集人員:30名
集合場所 : J R:桜木町駅 南改札口(出)付近
会  費 : ¥2700 <昼食代(特上和食) 於、天吉(JR関内駅前、中区港町2-9)>
交通費  : 各自負担
詳細は、添付のPDFファイルをご覧ださい。

ホームカミングデー開催のお知らせ

 8月31日(土)9月1日(日)両日にわたり開催される神奈川学習センター学園祭フェスタ・ヨコハマ、神奈川同窓会ではこれにあわせ、同窓生のみなさまにも、年に一度くらいはふるさとの学習センターにもお越しいただこうという趣旨で、ホームカミングデーを開催いたします。詳細は、PDFファイルをご覧ください。
 なお、ホームカミングデーのみに参加される方は、フェスタ・ヨコハマ参加券のお求めの必要はありません。

神奈川学習センター学園祭「フェスタ・ヨコハマ」のご案内

 8月31日(土)9月1日(日)の両日、神奈川学習センター学園祭「フェスタ・ヨコハマ」が開催されます。各サークルの発表、展示のほか、記念講演「オリンピックへ向けた柔道の戦い」と題してオリンピックの柔道選手団チームリーダーも務められた横浜国立大学教育学部の木村昌彦教授にご講演いただきます。大岡寄席や交歓親睦パーティー、お茶席もお楽しみください。

関連するホームページ
フェスタ・ヨコハマホームページ

神奈川同窓会アーカイブス(DVD)貸出のお知らせ

 今まで、神奈川同窓会として蓄積されたDVD およびCDを精査し、多くの同窓会会員および在学生の皆様に貸し出すことになりました。今まで、同窓会員限定としていたものを在学生のみなさまにもご利用いただこうという趣旨です。
 在学生、同窓生、 多くの方のご利用をお待ちしています。

会長挨拶

『波濤』57号 2019年7月発行

「学びて時にこれを習う また説(よろこ)ばしからずや」       会長 佐桒愼二

 平成31年は4月30日で終わり5月1日より新たな年号の「令和」が始まりました。神奈川同窓会も平成2年(1990年)に創立され、平成とともに歩んで、来年は30周年を迎えます。創設時に119人だった会員は現在610人に増加し、全国の同窓会の中でも有数の規模になっています。令和時代も同窓会の皆様と共にしっかりとした歩みを続けて行きたいと願っています。

 ところで今年3月23日にNHKホールで行われました放送大学学位記授与式において、私は同窓会連合会会長として祝辞を述べる機会が与えられました。式場には全国から2,000人あまりの卒業生・修了生が出席され、中にはご家族を同伴される方もおられて、晴れやか雰囲気に包まれていました。私は皆様が放送大学で学ぶことの喜び実感され、また共に学んだ多くの仲間を発見されたことをお祝いし、あわせて幕末の儒学者の佐藤一斎の「言志四録」の言葉を引用して、学び続けることの大切さをお話ししました。「少く(わかく)して学べば即ち壮にして為すことあり、壮にして学べば即ち老いても衰えず、老にして学べば即ち死しても朽ちず」。これはまさしく生涯学習を目的とする放送大学の目指すところです。またこのような貴重な機会を与えてくれた放送大学への感謝の気持ちを忘れず、母校の発展に心を寄せていただきたいとお願いしました。

 放送大学の同窓会員の中には、第一線の活動を終了されて後、放送大学で学んだ方が多くおられます。人生100年時代を迎え、これらの方々にとってこれからの長い人生をどう生きるかが大変重要になって来ました。放送大学で生涯学習を続けることは、佐藤一斎の言葉にあるように、衰えず、朽ちずのために大切な生き方です。またその学びの成果を自分の中に押しとどめることなく、社会に還元することも重要です。同窓会員の中には今までのキャリアや放送大学で学んだ成果を活用して様々な活動をされている人が沢山おられます。地域やサークルでのリーダーや世話役、講演会活動、子供の教育支援などのNPO活動、現役世代へのアドバイスや仕事のサポートなど様々です。論語の言葉にある「学びて時にこれを習う また説(よろこ)ばしからずや」、学んだ成果や身に着けた知識や経験を実践することはなお一層楽しいという事でしょう。高齢の社会的弱者として、社会から保護され、支援されるだけの存在ではなく、何か小さなことでも社会にお役に立てるように実践に心がけることで、社会のへの務めを果たし、生きる楽しさを見つけたいものです。      以上